"本"と"芸術"、そして"仕事"への愛情に満ちたシュタイデルの世界へようこそ。

"本に魅せられた男"ゲハルト・シュタイデル

日本のみなさんへ
この映画を通して、本というものはどうやってできるのか?本作りの楽しさを知ってもらいたいと思っています。今日では、イギリスの大手出版社が、インドで印刷し、中国でレイアウトを行うというのが実情です。私の会社のように、全ての工程を行う出版社は世界中を探してもほとんどありません。このような見本があるのだということを、より多くの人に知っていただきたいのです。そして、私の本作りの情熱と足跡に続く勇気ある後継者が沢山でてくることを心から願います。





1950年ドイツのゲッティンゲン生まれ。1967年にデザイナー、出版者としてのキャリアをスタート。1968年、ケルンで開催されたアンディ・ウォーホルの展覧会で、強烈な色使いに魅了され、その高い印刷技術への感動をウォーホルに直接伝える。同年、地元のゲッティンゲンでシュタイデル社と印刷所を創設。芸術家のヨーゼフ・ボイス、クラウス・シュテークの版画やポスター制作を経て、1972年に初となるアートブック「Befragung der Documenta」を手掛ける。また1974年には政治に関する文書の制作も業務に加え、1980年代初めから文学と厳選されたアートや写真の作品集も増えていく。 1996年から、シュタイデル社はドイツ国外に向けて写真集の出版に特に力をいれる。書籍の編集から、ディレクション、レイアウト、印刷、製本、出版までを自社で行う「総合的」なアプローチは他社では見られない。文学作品では作家のギュンター・グラス、同じくノーベル賞受賞者であるアイスランドのハルドル・ラクスネス作品のほか、社会思想家オスカー・ネークトの著作など、英語とドイツ語の作品に力を入れている。 シュタイデル社の近年のクライアントは、一流の写真家や主要な美術館である。